毎月の水道料金請求書を見て、特に水をたくさん使った覚えがないのに金額が跳ね上がっていて驚いた、という経験はありませんか？もしそんな状況に直面したら、それは自宅のどこかで水漏れが発生している可能性を強く疑うべきサインです。日進市では配管を交換する漏水した水道修理でも、その中でも特に発見が難しく、修理費用も高額になりがちなのが、地面の中に埋められた水道管からの水漏れです。地中での水漏れは、文字通り私たちの目に見えない場所で起こるため、発見が遅れがちで、その間にも無駄な水が流れ続け、水道代に大きな負担をかけるだけでなく、建物そのものにも深刻な影響を与える可能性があります。 地中での水道管水漏れは、水道代の高騰以外にもいくつかのサインで見つけられることがあります。例えば、庭や敷地の特定の場所が、雨が降っていないのにいつも湿っている、あるいは冬場であればそこだけ雪が早く解ける、といった現象です。これは、地中で漏れた水が地面に染み出し、水分を供給し続けているために起こります。しかし、こうしたサインも、気が付きにくいことが多く、気づいた時にはすでにかなりの水が漏れている、というケースも少なくありません。 なぜ地中での水漏れはこんなにも厄介なのでしょうか。それは、配管が地面の下に埋められているため、直接目で見て確認できないからです。水漏れの原因としては、配管自体の経年劣化や錆び、地震や工事による外的要因での破損、継ぎ目の緩み、冬場の凍結破裂などが考えられます。特に古い住宅では、配管の寿命がきている可能性が高くなります。これらの原因によって発生した水漏れは、地中で吸収されてしまうため、表面に水が噴き出すような派手な症状がない限り、発見が遅れてしまうのです。 地中での水漏れを放置することは、単に水道代を無駄に払い続けるという経済的な損失にとどまりません。常に地面が湿った状態が続くことで、建物の基礎部分が影響を受けたり、地盤が緩んで沈下を引き起こしたりするリスクも高まります。こうした状況を改善し、被害の拡大を防ぐためには、どこで水漏れが起きているのか、正確な場所を特定するための専門的な「漏水調査」が必要となります。 地中での漏水調査は、専門的な技術と特殊な機材を要するプロの仕事です。音聴棒を使って地中の配管から漏れる水の微かな音を聞き分けたり、専用のガスを配管に注入して地表に出てくるガスを検知したり、地面の温度変化をサーモグラフィーカメラで調べたりと、様々な方法を駆使して原因箇所を探し出します。そして、気になる費用ですが、まず漏水調査自体に数万円から十数万円程度の費用がかかるのが一般的です。そして修理費用は、漏水箇所の深さ、場所（庭か舗装路か）、漏水の規模、そしてどのような修理方法が必要かによって大きく変動します。修理には、漏水箇所まで地面を掘削する費用、破損した配管や継ぎ目を交換するための費用、そして掘削した場所を元通りに埋め戻し、舗装などを復旧するための費用が含まれます。特に、アスファルトやコンクリートの舗装を剥がして復旧する必要がある場合や、掘削する深さが深い場合、交通規制が必要な場所での工事の場合は、費用が高額になりがちで、数十万円から、場合によっては100万円を超えることも珍しくありません。 地中での水道管水漏れの修理費用が高額になりがちなのは、原因特定が難しく専門調査が必要であること、そして修理箇所に到達するために必ず掘削が必要であり、その後の復旧工事費用がかかるためです。費用を少しでも抑えるためには、何よりも水道代の急な高騰や地面の湿りなど、小さな異変に気づいたらできるだけ早く専門業者に相談し、被害が広がる前に修理を行うことが重要です。また、複数の信頼できる業者から見積もり（相見積もり）を取り、費用だけでなく工事内容や実績を比較検討することも有効です。さらに、多くの自治体では、地中の給水管からの漏水に関して、調査費用や修理費用の一部を補助したり、漏水によって無駄になった水道料金を減免したりする制度を設けています。お住まいの地域の水道局に確認してみることを強くお勧めします。 地中での水道管水漏れは、見えないだけに不安も大きく、費用も高額になりがちな厄介なトラブルですが、放置しておけばさらに大きな被害と費用につながる可能性が高まります。不安なサインに気づいたら、まずは信頼できる専門業者に相談し、正確な状況を把握し、見積もりを得ることが、トラブル解決への確実な第一歩となります。